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2022年度 第10回未来セミナーが開催されました。NEWS RELEASE

2022年度 第10回未来セミナーが開催されました。

2022年度 第10回未来セミナー
実施日時:令和5年2月1日 (水) 18:30~20:00

場所:宝歯会小倉事務所

講師:末竹 和彦先生(医療法人社団末竹歯科医院 理事長)

演題:「なぜ不正咬合になるのか? 他の矯正治療と何が違うのか?」

2022年度 第10回未来セミナーが開催されました。

バイオブロック療法を説明するときに、まず、そもそもなぜ不正咬合になるのか、その大元の原因は何かということを考えることが非常に重要になります。
子供の顔面・頭蓋の成長を考えたときにボールが膨張する現象をイメージしてみてください。
上顎はおよそ水平方向に、下顎はやや前下方に成長するとボールのようにキレイに大きくなります。
様々な不正咬合を訴えて来院される患者さんは、このような形の成長ができていません。
例外なく水平方向(前方)への成長が不足し、代わりに下方への成長量が増えてしまっているのです。
特に上顎の下方への成長が主な原因となり、その後の『舌の位置』により、さまざまな不正咬合に変わっていきます。
この下方に降りてしまった上顎骨(本当は顔面・頭蓋全体なのですが)を本来あるべき位置に再配置することなし歯だけを並べてみてもまた歯並びが悪くなる、『後戻り』が高確率で起きてしまいます。
生理的な発育にもっていくこと、つまり顔面・頭蓋の成長を誘導することをフェイシャルオーソトロピクス(Facial Orthotropics)、自然成長誘導法と呼び、それに使用する装置がバイオブロックです。
この治療法を取り入れることで、歯並びはもちろん、咽頭部(気道)を広くする、顔の自然観などを改善できることがわかっています。

今回、不正咬合に対する対症療法ではなく、より「原因療法」に近い治療法といえるバイオブロック治療について、症例を通して概説したいと思います。

<講師略歴>

昭和37年5月8日生まれ
鹿児島大学歯学部 昭和63年卒業
昭和63年 医療法人社団厚誠会 東林間歯科勤務
平成1年9月 末竹歯科医院院長(代理院長)として4年半勤務
平成6年3月 長崎県松浦市にて開業現在に至る

 

〈所属学会・スタディークラブ 等〉

・長崎バイオブロック研究会(NBSC)主催
・バイオブロック治療フルレジストレーション取得
・アースシステム指導医
・日本顔学会会員
・日本顎咬合学会会員