週末は熱海で「AIと医療」をテーマにした勉強会に参加しました。久しぶりの参加でしたが、非常に学びが多く、有意義な時間となりました。AIと医療は深く結びついている一方で、私達が携わる医療がさまざまな法規制等によって制限されている現状も改めて実感しました。
人間は、自分が持っている知識や能力の範囲内でしか世の中を理解できません。その範囲を超えた事象は視界に入りにくいものですが、見えない領域まで予測して行動しなければ、時代の大きな波に乗ることは出来ません。この視点が欠けると、事業も人生も上手くいかなくなります。自分自身では十分に理解しているつもりでしたが、AIが莫大なデータと経験を得て日進月歩で進化している事実に、気付けていませんでした。この認識の遅れが、これまでの人生における決断に影響を与えていたのだと感じています。
地球上で最も高い能力を持つ生き物は人間であり、私達は当然だと思って生きてきました。その為、自分達以上に優れた存在に対峙する事に慣れていません。しかし、AIの能力を受け入れる努力をしなければ、これからの時代を共存していく事は不可能です。今や、特定の領域においてAIは人間を凌駕し始めています。今後、豊かな人生を送るためには、AIについて深く学び、その理解を深めた上で、どのように関わっていくかを真剣に考えていかなければなりません。
日経新聞についてです。パリで開催されたG7デジタル・技術大臣会合では、AIの良さと同時に、子どもへの悪影響について議論されました。日本を除く多くのG7諸国では、高校生になるまでiPhoneの所持の制限が議論されております。今回の会合では「高校生以下に携帯電話を持たせるべきなのか」という事が深く議論されたようです。
その一方で、テクノロジーが「夢」を与える事もあります。イーロン・マスク氏が発表した「火星への100万人移住計画」のような壮大な夢には、多くの投資家を惹きつけています。この発表からわずか2週間で、スペースXの企業価値は2倍に跳ね上がったそうです。ビジネスにおいて「夢を語る」事が、いかに重要であるかを実感させられました。
フェラーリについても印象的でした。従来のフェラーリは、低く角張った形状が象徴的でしたが、新たに就任した社長の元で、丸みを帯びた電気自動車(EV)が開発されました。性能は優れているものの、フェラーリとしてのスピード感が失われた事で投資家たちは失望し、株価は18%も下落したようです。これは、時代に流される事を優先し、自社の一番の強みを薄めてしまった事が原因だと考えられます。過去の成果や独自の強みを見失ってはならないという、大きな教訓となりました。
最後に、日本の現状に目を向けると、この5年間で人口が350万人も減少しており、国力の衰退を感じざるを得ません。今後この減少はさらに加速していくと予想されます。その中でも東京都と沖縄県は依然増加傾向にありますが、これまで増加していた神奈川県周辺、大阪府、福岡県などの大都市圏でも変化が起きています。私の身近にある福岡市は、政令指定都市の中で唯一人口が増加していますが、その福岡市でも医院の開業規制が検討されているようです。
最も危惧している事は、将来的に患者様からお支払い頂く治療費にも税金が課される動きがある事です。これは私たち医療従事者にとって非常に厳しい現実です。すぐに導入されるわけではなくても、将来的には増税を受け入れざるを得ない局面が来ると予想されます。
最近はプライベートでは妻と2人生活の中で、幸せを感じる事も多いですが、事業に関してはまだ課題が山積みです。時代の変化を見据えながら、今後も「業界のベンチマーク」になるべく努力したいと思います。
本日も一日、よろしくお願いいたします。