クリニック案内Clinic

医療法人宝歯会は、福岡県北九州市を中心に山口県、広島県、岡山県、兵庫県にて23の歯科医院を運営する歯科医療グループです。

  1. 近くのクリニック

    医療法人宝歯会の
    各医院のご紹介です。

  2. 訪問歯科診療

    歯科医院への通院が困難な方々のために、ご自宅や施設・病院へ直接訪問いたします。

「緊急」な仕事ではなく「重要」な仕事に時間を使う

最近多くの問題を抱えており、週末も問題の対応に追われておりました。
土曜日は非常に辛い交渉をしておりましたが、親友のおかげで何とか無事終えることができ、友人の有難さを感じました。更に、彼の奥様と私の妻も加えた4人で食事を行うことになり、非常に楽しみです。

今回の彼の色々な配慮を通して、何か事業を行う上で、人への配慮ができる人こそ組織や事業を上手く導いていけるのだと私は感じました。周りに協力する人がいないと事業は上手くいきませんし、発展もしないでしょう。周りにいる人達にどう配慮していき、周りにいる人たちをどう増やすか、この事は時間をかけて考えなければならない課題です。

その後、5月に開院予定の木の葉スマイル歯科にも少し顔を出して、設計の修正について工事の担当者と打ち合わせを行いました。
この件は誰かに任せてしまいたいと思いましたが、新規開院という非常に重要な案件なので、最終的には自分一人でやり遂げました。

しかし、上手くいく会社というのは、代表が今の問題解決ではなく将来の事について時間をかけて考えることができる会社です。今抱えている問題をどれだけ部下に任せられるか、代わりに解決してくれる部下がどれだけいるかというのは非常に重要です。
私もグループの将来についてじっくり考える時間を設けたいと思いますが、結局いつも自分一人で問題に対処してしまいます。自分の為にも会社の為にも、そして何よりスタッフの為にも、「任せる」という事をもっと徹底する事で改善していかなければならない大きな課題です。

日経新聞についてです。

世の中はインフレが強烈に進んでいます。格差・分断の時代が到来し、世界は混乱に陥っています。
アメリカはGAFAが世界の先頭を走っているにも関わらず、トランプ大統領の関税政策の大きな影響により、GAFAですら非常に苦しい状況です。部品のほとんどを海外から調達しているので、関税によって部品の値段が高騰しています。景気が悪い中価格を上げるという事は非常に難しく、その為GAFAですら苦しんでいるのです。何のための関税政策なのかと思わざるを得ない状況です。
そんな激動の時代の中、中国のように独自の戦略を持っている国家は非常に強力です。日系メーカーが中国の最先端技術を導入し、中国市場に深く関わろうとしていることは明白です。トヨタはHUAWEIのOS、ホンダはDeepSeekのAIを採用することを発表しました。中国の動きには隙がなく、他国が介入できる余地は非常に少なくなってきているように感じます。

今月21日、ローマのフランシスコ教皇がご逝去され、弔問外交が行われました。その中でゼレンスキー大統領とトランプ大統領が面会し、和平について15分程ご会談を行ったそうです。
このようにして教皇様は、逝去されてからも平和活動に貢献されていて、非常に立派な方であると感じました。

本来の予定では日本の政策金利が0.5%から0.75%上がり、世界の政策金利に一歩近付くはずでした。
しかし、世の中の景気が非常に良くない上、更にトランプ大統領の政策の動向が読めない事により据え置きとなっております。非常に残念です。

最近大学に訪れることが多いのですが、どの大学も建物がかなり老朽化しております。
大学病院で行っている高度医療は手間と時間がかかるにも関わらず、点数がそう高くないので収益性が低く、大学病院は歯止めなく貧困化しているという状況です。 教育、研究、そして診療とやる事も多く、経営は苦しくなる一方です。
高度医療の中心は今も、そしてこれからも大学病院であるにも関わらず、そこに投資ができないのであれば我々の歯科医療の未来は厳しいように思えます。

今は強烈なインフレの時代です。
今までに経験がない程、財務に時間を使う必要があります。
自分を取り巻く環境も変わっていますが、「変わってはいけないもの」を強く認識しなければ人間は、そして社会は混迷してしまいます。
古代ローマの時代から言われていますが、国家の使命というのは外交においては「平和」、内政においては「福祉」であり、これは絶対原則です。
現在トランプ大統領の政治手法が国内外から多くの批判を浴びていますが、これは変わっていく社会の中で「平和」と「福祉」という不変の原則を守ることがいかに重要かを示しているのではないかと感じています。

我々にとっての原則は「患者様と永く、スタッフと永く付き合う」という事、そのような会社を作り「業界のベンチマーク」になる事です。
そしてそれを実現する為に私自身が大切にしなければならない事は、「緊急」な仕事ではなく「重要」な仕事に時間を使っていくという事です。
組織の上に立つ人間が未来に働きかける「重要」な仕事をしない限り、会社というものは中々発展しないのではないかと思います。
我々のグループはそのような仕組みが上手くできておりませんが、私自身が進んで「緊急」な仕事でなく「重要」な仕事に打ち込める、そういう環境を作っていきたいと考えています。
これは最も重要な課題かもしれません。