先日より連日分院ミーティングに参加していました。
仕事というのは、ある意味「責任」を持つということです。
例えば、医院の周辺の人口が減っていることが問題になっているのなら、今以上に幅広い患者様に支持されるための対策について十分に考えられていなければいけません。
リーダーとはその対策を考えることが、仕事であり、責任です。
今、来院していただいていない新しい層や新しい地域の方へのアプローチの方法、そして健康の方へのアプローチの方法を色々と考え、行動していかない姿勢には疑問と不安を感じました。
また仕事というのは、「貢献」という意味もあります。
少子高齢化の中、我々の国民皆保険は赤字続きで破綻の危機を迎えております。
その中でも75歳以上の寝たきりの患者様の医療費の高さが一番の問題になっています。
今後も少子高齢化が進むと、75歳以上の人口と75歳以下の人口が同じなるという状況が長く続くことになります。
今以上に少ない人数の若者で高齢者を支えなければいけなくなります。
我々は「オーラルフレイルを実現し、健康寿命をどんどん伸ばし、いつまでも口から食べることが出来て、いつまでも元気な方を増やしていく」取り組みをする必要があります。
そして、この様に国に貢献していく為の具体的なスケジュール、学ぶ場をしっかり考えていかなければいけないと思います。
我々のグループは「業界へのベンチマークになる」というビジョンを掲げています。
だからこそ我々はいつも仕事に対して責任を持ち、そして貢献ということを考えていく姿勢が必要になると思います。
日経新聞についてです。
アメリカではハリケーンの被害が深刻化しているということです。
先日のハリケーンでは20人以上の犠牲者がでて、多くの方が避難しました。
また経済的な損失は10兆/年を超えることになっています。
以前ハリケーンは1.2回/年でしたが、今では4~5回/年も来るようになっています。
これは、明らかに温暖化の影響が現れています。
日本でもこのところ台風の大型や長期滞留が問題になっています。
以前はCO2の排出等で温暖化の問題が大きく捉えられていましたが、最近下火になっているような気もします。
この問題は真剣に取り組まないといけないと今感じています。
日本の貿易相手国として一位はアメリカですが、二位は中国を含む東南アジアです。
今回東南アジアの10か国から成るASEANが、国境を超えた経済協力を進めるために、特別な経済協力機構を設立することで合意しました。
10か国と言えば、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーですが、その10か国が強力な経済協力機構を形成しようと動き出したのです。
一番は国境超えての税金の免税等です。
モデルは明らかにEUになっていますが、貨幣の統合まではいっていません。
ただ、東南アジアの人口は現在7億人です。
10億人に近づいており、将来的には巨大な経済圏になってくると思います。
ASEANがこれ以上経済的に団結してしまうと、日本が今から取り残される可能性があります。
共有通貨が存在するようになるまでに、日本は何らかのアプローチをし、ASEANとの関係を強化していく必要があるのではないかと思っています。
最後にアメリカです。
11月5日のアメリカの大統領選挙が近づいていますが、トランプ氏が勝つのか、ハリス氏が勝つのかはまだ不透明な状況です。
億万長者のイーロン・マスク氏が支持を表明したり、人気歌手のテイラー・スウィフトさんが応援したりと、まるでお祭りのような盛り上がりを見せています。
SNSなども活発に利用されており、日本の選挙活動とは大きく異なっているようです。
アメリカは、世界のGDPの3割を占める経済大国であり、世界最強の軍事大国でもあるため、世界中の国々や人々の生活にも大きな影響を及ぼします。
今後の選挙の経過を注意深く見守りたいと思います。
子供たちとの会話の中で「最近お父さん、お母さんと2人だけの生活になったけど、どのような暮らしをしているの?」と聞かれたことがあります。
妻には『常識を捨て、冒険をしてもらう』という言葉を何度も伝えています。
我々は結婚して33年ですが、今が妻の人生において役割が変わるべき時期だと思っているからです。
妻は長い間子育てに専念して、多くの時間を子育てに費やしてきました。
妻は現在、一人で仕事をしています。
そんな妻をみていると、非常に能力の高いことが解りますし、もっと早くから彼女に自由な時間を与え、自分の仕事が出来るようにさせてあげればよかったと思っています。
そうすることで彼女は今とは違う人生を歩んでいたかもしれないと感じています。
しかし、以前は母親や妻としての役割を、私自身も強要してしまっていた部分もあると思います。
だからこそ今は、好きな服を着、好きな食事をして、母親や妻としての役割を押し付けることはなく、共に生活する中で『常識を捨て、冒険をしてもらう』人間であってもらいたいと考えています。
今までとの生き方と違うので、子供たちにはなかなか理解してもらえない部分もあるかもしれませんが、2人が仲良く、そして有意義な人生を送るために、彼女に今までとは違う生活を送ってもらうことは、私の彼女に対する大きな責任だと思います。
人生の中で『常識を捨て、冒険をしてもらう』時が必ず来ます。
皆様にとってそれがいつ来るか私にはわかりませんが、私は妻と2人で生活するようになって初めて「あらかじめよく考えて、そして準備しておくべきだった」と思っています。
だからこそ、皆様は早めに考えていた方が良いのではないかと思いました。