正直・丁寧・真面目な生き方

「人に勧められたことでリスクのない事はやってみる。」

私は、松下幸之助氏の「道を開く」を10年以上に渡って毎朝繰り返し読み続けています。

この「道をひらく」は、私の人間として、そして経営者としての大きな指針となっています。

これを読み始めたのは、私の尊敬する小宮一慶氏に勧められた事がきっかけでした。



以来私は多くの方に「道をひらく」を読むことを勧めています。

しかし、読み始めた方は少ないのが実状です。

そんな中、私の期待しているスタッフから「もう5回読みました。そして、先生と同じように毎朝読んで色々考えています。」という連絡を頂きました。

彼は、私の言ったことを素直に実践してくれたのです。



「道をひらく」は1000円弱で購入することが出来ます。また、この1000円弱の支出が、人生に大きなリスクをもたらすことは一般的にはないと思います。

「人に勧められた事でリスクのない事はやってみる」ことが本当に大切です。

そして、素直な気持ちで向き合いやってみることで、成功の大きなきっかけを掴むことは多いと思います。

今回彼が素直に実践してくれたことによって、彼の人生が今後どんどん好転していくと私は感じています。



〇経済

政府が、全世帯の3割に3万円ずつ支給すると発表しました。

選挙が近づいていることも、この決定に関係しているかもしれません。



土地の価格が10年ぶりに上昇し、1.6%伸びたとの事です。

特に東京都心部、大阪府梅北の地価が上昇しています。

更には地方都市でも、札幌・仙台・広島・福岡等、中堅都市が大きく伸びたとのことです。

インフレを感じさせるニュースだと思いました。



アメリカでは金融不安が囁かれる中で、パウエル氏が金利を0.25%上げました。

目標とするインフレ率は2%、現在のインフレ率は6%という状況です。

このような状況の中での決断には、大きな勇気が必要だったと思います。

金利の引き上げにより今後金融業界の更なる混乱が考えられます。

しかしそれ以上に、インフレを抑えることを優先したのです。

現在のインフレが、我々にとってどれだけの脅威となっているかを感じました。



最後に、アメリカが対中貿易の事前審査制度を作ったそうです。

この制度の目的は、半導体等の重要な技術が中国に漏れないようにする事です。

そんな中、TSMCのアメリカ工場では、2ナノの半導体を製造し始めたようです。

このような技術革新により、我々の生活は大きく変わると思われます。

このような技術が広まるという事は、我々人間に対して大きな影響を与えます。

すなわち、自動運転やロボット等が、今まで人間のやっていた仕事をやり遂げてしまいます。

そして我々の仕事が減っていくという事になるのではないかと私は少し心配になっています。



〇「直観力」

私は美術品を観る、収集する、そして美術館に行くという事が大好きです。

先日も我々の財団法人でユトリロ展にユトリロの作品をお貸しする事が出来ました。



ところで、なぜ美術館に行くことは非常に大切な事なのでしょうか。



我々宝歯会は、歯科医院を広範囲に展開しています。

新たに歯科医院を開業する際には、現地に何度も足を運び、更に、多くのデータを集めます。

今回も開業に際し、膨大な量のデータを集め、何度も現場に足を運びました。

しかし、データが多くなればなるほど迷ってしまうことも事実です。



そんな時我々経営者に必要なのが、直観力です。

直観力は、美術館で真なるもの、善いもの、美しいものを見ることによって養われると言われています。

この真善美の解る直観力こそ、人生にもビジネスにおいても最後の命運を分ける重要な因子であると考えています。



もちろん私は美術品自体に魅力を感じており、ただ単純に作品を見るという事が大好きで美術館に通っています。

それに加えて、美術館に足を運ぶことによって直観力を身に着けることが出来ているのも事実です。

美術館に通う、美術品を見る、本当に良い趣味だと私は考えています。