正直・丁寧・真面目な生き方

『生き方』

【著者名】稲盛和夫 著

【出版社名】サンマーク出版



「生き方」は盛和塾塾長の、故稲森和夫氏の書籍です。



京セラ、KDDIという大企業を創業し、JALの再建を成し遂げた、カリスマ経営者であることは皆様の御存知の通りです。

そして稲盛塾長は、多くの経営者を「盛和塾」という勉強会を通じて指導し、何千人もの弟子を持たれています。

私は鹿児島大学の後輩として、盛和塾の塾生として、幸運なことに個人的にもお食事をさせて頂いた事もあります。

その際感じたのは、高い社会性と大きな人間力で、尊敬出来る方でした。

そんな塾長の名作が、この「生き方」です。



塾長は本書の中で、リーダーとして、人間として最も必要なものは「判断基準」だと言われています。

その判断基準は「人間として正しい事は何か」です。

また、塾長は生活していく上で最も大切な事は何かも述べられています。

それが「知足」です。

すなわち「足るを知る」という事が生活していく上で、人間として非常に重要だという事です。

この二つの事はこの本の中で繰り返し述べられています。そして「盛和塾」でも繰り返し述べられておりました。



その結果編み出されたのが成功の方程式です。

「考え方×熱意×能力」という事です。



私は生きていく上で、そして運営していく上で迷った時には、この「生き方」を読み返すようにしています。

何度読んだかわかりませんが、読むたびに新しい発見があり、全てのページが赤線だらけです。



塾長はもうお亡くなりになりましたが、私は時々この塾長の本を読み、塾長のビデオやテープを聞く事があります。

この本を読むたびに目頭が熱くなる思いです。