正直・丁寧・真面目な生き方

「事実と解釈、そして怒り」

今朝乗ったエレベーターに、喧嘩している夫婦がいました。
自分の子供も他人の私もいるにも関わらずです。

家族の仲が良いという事は、子供の心の安定に非常に必要です。
親の喧嘩を見たお子様はとても精神的なダメージを受けたと思います。
私も子供の頃、両親が喧嘩している時は大変嫌な気持ちになり、精神的にダメージを受けた事を覚えています。

親は例え何かあっても、せめて子供の前では「仲良くなる」努力をすべきです。
結婚して長年一緒に居ると、仲が悪い時期もあるのかもしれません。
しかし、仲が悪い時でも「仲良くなろう」と思わなければ、更に仲が悪くなるばかりです。

「仲良くする」という事は努力が必要だと思います。
我々も、子供の前で決して夫婦喧嘩をしない仲の良い親になれたら良いですね。
特に小さいお子さんがいる方は、十分配慮すべきだと思います。



日本経済新聞の話です。

本日、最も気になった記事は、イギリスのポンドの地位の低下です。
かつて「5つの通貨」即ちドル・ユーロ・円・元・ポンドが主要とされていました。
しかしEUを離脱に伴い、ポンドが国際的な場面で決済に使用される頻度は落ちています。
更には、各国の中央銀行で保有している現金のポンドの割合が大きく低下しています。

EU離脱が失敗であったという事がよく分かります。
トップ一人が判断を間違えると、大きな失敗に繋がるという良い例です。

先日NYで上場して話題となった、中国版ウーバーの「ディディ」という会社ですが、ディディの情報がアメリカに流出しているという事となり、中国共産党がディディのアプリをアメリカで使用させないという方針を固めました。

ディディは事実無根だと述べていますが、アリババと同じように急成長した企業は押さえつけられるという事ではないでしょうか。

中国は「成長」よりも「統制」の方向に進んでいるのだと思いました。

日本国内の記事で気になった記事は「住宅債務超過」の問題です。
「住宅債務超過」とは、自分の所持金と購入の際に借金した額の差額の事です。
その債務額が、10年前と比較すると現在4割も大きくなっていると掲載されておりました。

一番の大きな理由は、金融緩和による住宅の値段の高騰です。
需要が高まり住宅の価値が上昇した結果、住宅債務が大きくなっているという事です。

住宅購入の際に注意すべき事は、最初に「金利」について考えない事です。
金利よりも「何年で借りるか」即ち「期間」が重要です。

金利や債務等の勉強をしっかりと行ってから大きな買い物をすべきだと思います。



「怒り」は、事実に基づいているのではなく、言動や行動の「解釈」に基づいて起こる感情です。

昨日、会議に出席しましたが大変暗い雰囲気でした。

会議に参加していた若い方の発言を、年配者は「失礼だ」と怒っていました。
第三者の私の立場から考えると、全く失礼な発言ではありませんでした。
若年者の方は火に油を注ぐ様に、失礼だと捉えられた発言の「事実」そして「真意」を説明しておりました。

「解釈」で物事を捉えている人に対して「事実」を述べても無駄です。

その様な場合には、一度こちらが引いて相手が「解釈」している部分を、しっかりと訂正した後に謝罪し、その後「事実」を述べるという順序が正しい対応だと思います。

皆様も、相手を怒らせた際はまず相手がどの様に「解釈」しているかを考えてそこから解決の糸口を探るべきです。

理性的な人は、事実に基づいて物事を考えて冷静に判断出来ます。

普段から理性的でありたいと思う事は勿論ですが 怒らせてしまった際には「解釈」と「事実」の部分をよく考えて対応して下さい。