正直・丁寧・真面目な生き方

「効率」ではなく「効果」

〇「効率」ではなく「効果」

昨日広島で分院ミーティングに参加しました。

翌日には周南スマイルでのミーティングに参加予定でしたが、広島在住の弟と夕方食事をし、北九州の自宅へ戻りました。

広島と周南スマイルのある徳山は新幹線で20分程の距離にありますので、広島のホテルに宿泊し、弟とゆっくり過ごすことも出来ました。

また、新幹線でそのまま周南市に向かいそこでゆっくりホテルで朝まで過ごし、その後周南のミーティングに参加する事も出来ました。

これらは非常に効率的な方法です。

実際、弟からも宿泊する事を勧められました。

しかし私は一度北九州の自宅へ戻り、翌日の朝再び新幹線に乗りミーティングに参加しました。



私は広島や東京に行った際にも、可能な限り日帰りするようにしています。

これは決して「効率的」ではありませんが、「効果的」であると考えています。

妻と、そして家族との時間は私にとって非常に大切なものです。

これに勝る大切なものはないと考えています。

家に帰り、妻と話し、子供と話すことで活力を得て、「次の日に張り切ってまた新しい仕事をする」、この習慣ほど私にとって効果性の高いものはないと考えています。

これからも、効率的ではありませんが最も効果性の高い、私の大切な日帰り出張を出来る限り続け、妻と家族との時間を大切にしていきたいと思います。



〇日経新聞

ウクライナの子どもの違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いで、ロシアのプーチン大統領に国際刑事裁判所より逮捕状が出されています。

このような状況の中、習近平主席がプーチン大統領に会いにモスクワに入ったとのことです。 国際手配された者に一国のトップがわざわざ出向き会談するというのは、何かおかしな話であると私は思います。



もう一つ時代が大きく変わろうとしています。

ローソンでは人手不足が原因で、1日3回だった店舗への弁当の運搬が2回になるとのことです。

また、奥多摩のような山間部では宅急便が無くなり、ドローンで配達をするようになるそうです。

人手不足がどの業界でも深刻な状況になっています。

「人からシステムへ。人から機械へ。」大きな時代の変化が訪れていると感じます。



自動車業界ではEV化が進んでいます。

その中で、ホンダは二輪でも電気二輪車を10年後には400万台作り、EV化を図るという計画を発表しました。

とても素晴らしいことだと思います。



本日の最も重要なニュースは、アメリカ第13位のシリコンバレー銀行が経営破綻したという事です。

この破綻の影響を受け、アメリカの中央銀行は中堅の銀行を支える為に、3日間で20兆円ものドルを融資しています。

リーマンショック以来の多くの企業が倒産する事態に陥るかもしれません。

ECBが金利を0.5%上げましたが、スイスで2番目に大きなクレディ・スイス銀行は経営危機に陥り、1位のUBS銀行に救済を求めました。



〇「変えてはいけない事」と「変えていく勇気」

現在の社会は、大きな変化の時代です。

そしてそんな中、変えなければならないことが多くあり、その対応に皆が追われているのは事実です。

しかし立ち止まって考えなければならないことがあります。

それは、「変えてはいけない事」を守っていく事です。



我々宝歯会グループには「院訓を徹底する」「正直・丁寧・真面目に生きる」「大きな声で挨拶をする」等、大切にしてきた考え方があります。

このような時代だからこそ、今まで以上に「変えてはいけない事。」を大切に守っていかなければなりません。

決して変えられるものではないのです。



会社もそして人生も「変えなければならないことを変えていく。」、そんな勇気も必要です。

しかしそれ以上に「変えてはいけないことを守っていく。」、このことが最も重要なのです。

「変えないといけないことを変える勇気」、そして「変えてはいけないことを守る事」、この両方を持つことによって、仕事も人生も上手く行くと私は考えています。

皆様方に於かれましても、自分にとって、我々にとって「変えてはいけないこと」というものが何なのか、もう一度ゆっくり考える時間を持つことが必要だと思います。