正直・丁寧・真面目な生き方

勉強し続ける事

年末年始は家族皆とゆっくり話す機会を設けています。

一年の振り返り、各々の重大ニュースや来年の目標について話し合いました。

私自身が「知っておくべき事を知らない」「出来て当然の事が出来ていない事」がグループのボトルネックになっていると最近よく感じます。

今年は自分自身がボトルネックになっている事を自覚し、解決の為に努力する一年にしたいと思います。

知るべき事を知らない、考える力が弱い人が上に立つと、組織の衰退が始まるからです。

「仕事」をどの様に捉えるかが重要です。

単なる「仕事」と考えず、「仕事=責任」と捉えると大きな成長が伴います。

「責任を持って仕事をする」という事は「能力を上げる」そして「良い仕事をする」事が必要になります。

そして仕事を責任と捉える事で、自分の実力が上がるだけでなく世の中の見え方も大きく変わります。

日本経済新聞の話です。

新年より色々な記事が掲載されておりましたが

  1. アメリカでは金融緩和が終わり、金融引き締めが始まり、同時に金利が上昇する。
  2. COP21の失敗による代償が大きくなる。
  3. DX化が進み、それによるメリット・デメリットが議論され始める。
  4. 中国の共産主義が益々先鋭化される。
  5. 日本の国際的地位が著しく低下する。

以上の事が繰り返し述べられていました。

その中でも、今年のキーワードになるのは「スタグフレーション」だと考えております。

金融緩和が終わり金利上昇していく中、景気が後退し始めています。

その中でインフレが進み、アメリカでも7%のインフレ率となっています。

この様に「景気が停滞している上にインフレが進む。」スタグフレーションが始まっています。

スタグフレーションに各国の首脳が注目しているのは、今までの歴史にあります。

1920年頃、全世界でスペイン風邪が流行しました。

その後スタグフレーションが起こりニューヨークの大幅な株式下落を皮切りとし、1929年に世界恐慌へと突入しました。

その後に起こったのが1939年からの第二次世界大戦です。

現在コロナが蔓延しスタグフレーションが起こっています。

そして景気低迷が起こり、100年程前と同じ事が起こるのではないかと世界中のリーダーが危惧しています。

我々もこの事に目を向けるべきだと思います。

年明けに世界TOP1000の会社が発表されました。

日本は1990年代には40%のシェア率でしたが、現在は5%に過ぎません。

アメリカの50%のシェア率と比べると非常に寂しい限りです。

この事は、日本の国際的なポジションの著しい低下を表しています。

日本がやるべき事は、規制緩和そして成長戦略である事は言うまでもありません。

しかし、中々実行されない、出来ないのが現実です。

その様な中で我々が事業を行い成長する為には、我々自身で成長する力が必要になっていると考えます。

今年は今まで以上に「世界一の歯科医療グループ」という事を強く意識しながら前進出来る1年にしたいです。

その為に、我々は従来の経営計画や財務計画に加え「SDGs」という万国共通の基準に従った計画も付加して策定しています。

SDGsは2015年の国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記述された2030年までの17の世界的目標です。

その中でも我々は

「貧困をなくそう」

「すべての人に健康と福祉を」

「質の高い教育をみんなに」

「ジェンダー平等を実現しよう」

「働きがいも経済教育も」

「住み続けられるまちづくりを」

「つくる責任、つかう責任」

「平和と公平をすべての人に」

以上8つの項目についての目標を掲げています。

この項目の達成により、グループの社会性は確実に高まっていくと思います。

今年は世界一「患者様と永く、スタッフと永く、地域の皆様と深く永くお付き合いする」事を常に考え

皆様との同胞感を大きくし、前進出来る一年にしたいと思います。