私はよく胡蝶蘭等の鉢植えを頂きます。
しかし、一生懸命手入れをしても花は散ってしまいます。
「散ってしまえば終わり」と考える人も多いかと思いますが
その様な散った鉢植えにも価値を見出している人もいます。
私の妻も、花の散った鉢植えに大変価値を見出せる人間です。
散ってしまった鉢植えにまた花を咲かせようと何年間も水や肥料を与え続け育てています。
何年も手入れしていると、一度花が散った鉢植えでも花が咲く事が多々あります。
そして、散った鉢植えを大切にしている家内を見ていると私にとって些細な事が、他の人にとっては大切な事があるのだと気づかされます。
その為、周りの人が大切にしている事に自分が気づかない事が恥ずかしくもなります。
私は、大切な人の大切にしている事に気づき、私自身も大切に出来る人間でありたいと考えます。
大切な人や大切にする事が増えてくると
自分自身の人生も豊かになるのではないかと思うからです。
どの様な事でも自分の見方を変えるだけで価値観が変わり、大切な人・大切な事を増やせると思います。
折角の人生です。大切な人・大切な事が多い人生でありたいと思います。
日本経済新聞の話です。
本日は注目すべき記事が3つありました。
一つ目は、中国の問題です。
中国の不動産開発大手の恒大集団が倒産をするのではないかと言われております。
その折、深圳では花様年控股集団(ファンタジア・グループ)という不動産会社が倒産となりました。
この倒産には、中国国内の政治的な意図が大きく関わっています。
ファンタジア・グループは、習近平国家主席の最大のライバルである江沢民前国家主席の支援団体であった為、国からの支援が得られず倒産したと言われています。
経済が政治に利用される事はあってはならない事だと私は思いました。
二つ目は、ナフサについてです。
ナフサとは粗製ガソリンの事ですがプラスチックの材料となる非常に大切な原料です。
その為、ナフサの価格が上昇するという事は日用品の物価も上昇するという事です。
同時に石油やLNGも高騰を続けています。
その様な中で物価が上がってしまうと始まったばかりの金融緩和に影を落とすのではないかと思われます。
非常に憂慮すべき事だと考えます。
三つ目は日本郵政についてです。
小泉 純一郎元首相が郵政民営化を決定してから14年が経ちました。
そして先日、売却すべき残りの株を売却する事が決定しました。
日本郵政は日本通運や楽天と共同し新しいビジネスモデルを確立しようとしていますが上手くいっているようには見えません。
コアの事業であるハガキや手紙の縮小が止まらない事は勿論ですが最大の財産でもある地方郵便局のネットワークの利用について何も決定していない事も問題です。
新しいビジネスモデルには、地方郵便局のネットワークが重要だと思いますし、日本人の大半が身近に感じている部分でもあります。
だからこそ、地方郵便局のネットワークを利用した新しいビジネスモデルの構築が早急に必要ではないでしょうか。
「人を育てる」という事は「自分も成長する」という事です。
一方的に生徒だけが成長する事はあり得ず、自分も成長していきます。
私が歯科医師として最初に就職した医院の院長先生から言われた言葉でよく思い出す言葉があります。
就職2年目で私が副院長に抜擢されました。
勿論周りは年上の先輩ばかりでしたが、私が副院長に就任する事に非常に好意的でした。
定期的なミーティングの開催や様々な指示を出しても先輩方は積極的に行動してくださっていました。
ある日、院長先生に「上手くいっているか。」と尋ねられた時に
「上手くいっています。しかし一体感がありません。」と答えました。
その際に院長先生から、
「全ての部下は、君を助けたい。そして成功させたいと願っている。
君の為に成績を上げたいと考えている。どうだ、その事を信じ切れるか。
もし、信じ切れないのであれば君に問題がある。
人を信じ切れる人間でないとリーダーにはなれない。」と言われました。
この言葉は今でもはっきりと覚えており、私の人生の大切な糧になっています。
この先も、ずっと大切にしたい考え方です。