正直・丁寧・真面目な生き方

「伸びしろを信じる」

昨日テレビで、車椅子ラグビーを観戦しました。

私も学生時代にラグビーをやっていたという事もあり、ワクワクしながら見ておりました。

車椅子ラグビーはパラリンピック競技の中で、唯一接触が許される競技です。

その為、車椅子が破損する場面が多くみられました。

日本のメカニックは他国と比較して素晴らしく、銅メダル獲得に貢献していたと考えます。

ラグビーもそうですが、車椅子ラグビーも陰の支える力の大切さを思い知りました。



日本経済新聞の話です。

日本の企業は現在、非常に経営的に苦しい立場に立たされています。

消費者物価指数(CPI)が12か月連続でマイナスとなっており、今月も0.2%マイナスです。

ワクチン接種が進み、景気が回復している欧米との差は益々広がっています。

また、世界的に資源高が続き日本でも企業物価指数が5.5%上昇しています。

これは(原価は上昇しているが、価格に転嫁出来ていないという問題)で、企業の利益が大幅に減少している事を意味しています。

巣籠り需要が続いているテレビやタブレットでさえ、価格が3.1%下落しています。

政府が掲げている2.0%の物価上昇を達成する事は益々難しくなっていると思います。

一方アメリカでは、年内に量的緩和を止める(テーパリング)を公表した。

FRBのパウエル議長が何度も説明していた事に併せ、質的緩和(金利引き上げ中止)を発表した事により、アメリカは株高にさえなっている。

これは、行政力、政治力の差の表れではないかと考える。

今後はFOMCが9/24・25に行われます。

その際、質的緩和の開始時期・手段等が議論され、大いに注目が集まっています。



コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンが宅配事業を始めます。

国内のコンビニエンスストアでは、今年初めて1店舗当たりの売上が減少しております。

その一方で、ネット通販は今年度22%売上が上昇しているそうです。

その様な背景も有りAIを利用した宅配事業を始める様です。

この事業は、全国20000店以上が対象となるとの事で、対象品目は、3000品目で1000円以上の購入で宅配料金は330円となっています。

今回の宅配事業はコンビニエンスストアの最後の砦と言える事業だと思います。

しかし、このAIを利用する宅配事業には問題があり、それは我々の働く場が失われるという事です。

これは少し考えさせられる問題だと思います。




上司になると「人を評価する」機会が多くなるかと思います。

良い上司である事は大変難しい事ですが、「部下を未来進行形で見据える事が出来る。」かが重要だと思います。

私の尊敬する稲盛 和夫塾長も「伸びしろを信じる。やらせ続ける勇気。」が大切だと仰っています。

任せる事、失敗しても任せ続ける事は非常にリスクがあります。

しかし、そこで諦めてしまうと相手の才能は伸びません。 

この「伸びしろを信じる」事を意識して

相手を評価出来る人物が良い上司だと考えます。