先日、新幹線で移動している時に感動する事がありました。
疲れていた事もあり、短い距離でしたが指定席を選びました。
すると同じ車両に1名先客がいらっしゃいました。
その方は片足が義足でした。杖もお持ちでした。
お話する事もなく、降車駅についたのですが、その方は、早めに席を立ち、降り口近くまで行かれたのですが、不意に戻っていらっしゃいました。
席に戻った後、リクライニングしたままになっていた座席を元に戻されて下りて行かれました。
非常に感動致しました。
降り口近くまで行ったのなら、自分でだったら、わざわざ席まで戻って、リクライニングを元に戻しただろうか?と考えました。それでもその方は戻られました。さらに足が悪いにも関わらずです。
その方は、リクライニングを倒したら元に戻すという当たり前の事をしっかりやるという「原理原則」を徹底したことが非常に立派だと思います。その行動に感動致しました。
その日は非常に疲れていたのですが、疲れも忘れ、素晴らしい気持ちで就寝することが出来ました。感謝したいと思います。
Zoomの社長のお話なのですが、Zoomが多くの方に利用されるようになり、便利にはなったが、以前より気持ちが伝わりにくいという話を聞かれるそうです。
私もZoomで研修を受けることが多く活用しておりますが、私はZoomで話した後にその方と本当に会いたければ、会いに行けば良いと思いますし、会いに行ったことも多々あります。
この話は、Zoom側の問題ではなく、発信する側の人間の問題ではないでしょうか。
発信者の発信する内容に、魅力が無かったり内容が無い時に、詰まらなく感じます。
媒体の質が高くても、発信者のアウトプットの能力が高く魅力があれば、会いに行こうとさえ思うのが人間です。今回の件は、その事に気付いていない方の発言で、私は非常に悲しく思いました。
IT化が進んで行き、目的達成の手段が多様化していきますが、人間力を高め、会いに来ていただける人間になりたいと思います。